このクリエイティブな旅の始まりは、2020年7月にSonyとTHUが発信した、”コネクト(つながり)‧コラボレーション‧コントリビュート(貢献)”をテーマにしたコンペティションへの招待状がきっかけでした。その結果、わたしたちは驚くべき冒険へと乗り出すことになったのです。彼らは夢をのせたプレゼンでファイナリストとして勝ち残りました。全てはここから始まったのです。

Christoph Graf(クリストフ·グラフ)、Alexandra van Caloen(アレクサンドラ·ファン·カレン)、Stephan Rumping(ステファン·ランピング)の3名が、”Icebreakers”の世界へ導いてくれます。

メッセージ

“Icebreakers”は、子供の頃に見た奇妙で非現実的な世界と、バーチャルリアリティーとが融合した冒険マンガです。マンガという何十年も形態が変わらない媒体と、VRという可能性をはらんだこれからの媒体との、クリエイティブな距離を埋めるのがこのプロジェクトの狙いです。Icebreakers(砕氷船)の乗組員のごとく、私たちもこの作品制作を通してクリエイティブな探検の旅へ出ます。マンガのストーリーテリングやスタイルという核の要素と、さらにVRのダイナミックな奥行きのある3Dを使用した新しいエンターテイメントの形に、独特の雰囲気、サウンド、声優による演技で演出します。プレゼンにむけた資料や素材の制作自体、とても充実した経験になりました。特に、アーティストにとってほぼ360度もあるパネルの絵コンテはやりがいのあるものでしたし、同時にVR内にてエミュレートすることは、プログラマーにとっても技術的チャレンジでした。

使用ツール

Unity、Oculus Quest、Photoshop、Blender、Instant Terrain、Procreate、Marvelous Designer、Substance Painter。このプロジェクトの独特な雰囲気を出すためには、カスタムレンダリングが必要不可欠です。その他一般的な3Dのプロジェクト、特にVR作品群の中でも際立つ存在となるよう差別化します。